貴重な国産小麦 その理由と魅力を紹介

食と旅の記録

国産小麦を100%使用したパスタの魅力を前回の記事で紹介しました。

前回の記事はこちら「国産生まれのパスタ」優しい風味と独特のもちもち食感を楽しむ

スーパーで買い物していて国産小麦のものはあまり見かけないですよね。国産小麦が貴重な理由な魅力を紹介します。

国産小麦が貴重な理由

小麦の国内自給率は17%前後

この数字は重量ベースで17%前後です。(2023年)そしてパン用小麦に限定するとおよそ8%ととても低いことに驚きますね。どうして国産小麦は貴重なのでしょうか。

日本の天候は小麦の収穫には不向き

日本は高温多湿な気候で、小麦栽培に適していないんです。生産可能な地域も限定されてしまっています。

収穫量が少ない

日本の小麦は10aあたりの収穫量が北海道でおよそ472~542kgです。これはヨーロッパ諸国と比べて半分程度なんです。広大な土地で生産している国と比べても不利な環境です。

コストがかかる

生産性が低く国産小麦はコストが外国産に比べ5~7倍ととても高くなっています。

国産小麦を選ぶメリット

食の安全

国内で生産されているので除草剤(グリホサート)やポストハーベスト農薬が使用されていません。遺伝子組み換え小麦も使用されておらず安全性が高いです。

豊富な食物繊維

小麦全粒粉が使われていると、通常の小麦粉より鉄分が3倍、食物繊維は4倍でごぼうより多いです。

日本食品標準成分表より

国産ならではの味と食感

タンパク質が控えめでもちっとした食感や甘みを感じやすい特徴があります。

国産小麦を使った商品

国産小麦の商品はネットで購入できます。国産小麦にこだわって作られています。

北海道産小麦が使用されている無添加食パンです。やさしい甘みが特徴です。

もちもり食感が魅力の国産パスタです。こちらはふるさと納税になっています。


まとめ

国産小麦は外国産に比べ収穫が少なくコストが高くスーパーでも見かけることが少ないですね。今後は国産小麦の収穫量は増加することが予測されています。「食の安全」や「地域応援」の視点から国産小麦を選ぶことが日本の食と農業をサポートすることにつながります。

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