「パンの材料はどこからきているの?」
日本の小麦の自給率は農林水産省「令和6年度の麦の需給に関する見通し(2018年~2022年平均)」によると16%とかなり低く外国産がほとんどとなっています。“日本で買ったもの=安全”と思っていませんか?でもその中身まで見たことはありますか?」
「ラウンドアップってなに?」
ラウンドアップとは除草剤のことです。現在はドイツの製薬会社バイエルに買収された、バイオ化学企業「モンサント社」の商品です。この除草剤ラウンドアップを大量にまくとすべての作物が枯れるのです。そんな強力なラウンドアップに耐えることができるよう作られたのが遺伝子組み換え作物なのです。たとえば、遺伝子組み換えの大豆の種をまく。そして雑草が生えるがラウンドアップをまくと、雑草のみ枯れて大豆は順調に育つのです。
「ラウンドアップで危ないの?」
ラウンドアップは世界保健機構の専門組織、国際がん研究機関による調査から「発がん性の恐れがあると」と報告されているのです。日本は遺伝子組み換えの小麦を輸入しているのではありませんが、小麦が収穫される前に乾燥予防のためにラウンドアップをまいてから収穫されるようです。ラウンドアップの主な成分であるグリホサートに発がん性危険があると心配されているのです。日本国内で販売されている食パンの多くにグリホサートが見つかっています。国内で作られた小麦にはグリホサートは見つかっていません。よく見かける国内製造は外国産の小麦をもとに製造しているという意味です。”日本で買ったたもの=安全”と言えなくなっているのです。
「日本人はどうしてパンを好きになったの」
パン食が広がったのは厚生労働省がアメリカから入ってきた小麦を消費するために始めた「栄養改善運動」がきっかけとなりわたしたちの生活にパン食が少しずつ入ってきたのです。学校給食でもあたりまえのようにパン食が出てきますね。日本人は幼いときからパンを食べて育ちパン食が日本人に浸透していますね。
今回は日本人にお馴染みになっているパンの世界についてお伝えしました。朝ごはんのパン、日頃に目にするパン、明日からちょっとだけ違って見えるかもしれませんね。
次回は「日本の高齢化する農業」についてです。
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